体重減少＝ダイエットではない

 例をあげてみてみましょう

	Aさん	Bさん
体重	65kg	65kg
脂肪	15kg	15kg
筋肉	40kg	40kg
その他	10kg	10kg

 全く同じ体重、脂肪量、筋肉量の2人がいたとします。
2人はそれぞれ、Aさんは食事制限+筋トレ、Bさんは食事制限のみでダイエットに臨みました。数ヶ月後こうなりました。

	Aさん	Bさん
体重	55kg	55kg
脂肪	5kg	15kg
筋肉	40kg	30kg
その他	10kg	10kg

 赤文字が変化したところです。共に体重は10kg減少しましたが、Aさんは脂肪量が10kg減少したのに対しBさんは筋肉量が10kg減少しました。

 この違いにより何が変わるのでしょうか

体脂肪率

 Aさん　23.1%　→　9.1%

 Bさん　23.1%　→　27.3%

 かなり開きがありますね。
Aさんはアスリートな数字になりましたが、Bさんは逆に体脂肪率が増えちゃっています。

基礎代謝

 Aさん　1450キロカロリー

 Bさん　1234キロカロリー

 基礎代謝＝1日なにもしなくても体が勝手に消費するカロリーです。脂肪のつきにくさや脂肪の減少しやすさを示します。

 約200キロカロリーというと、1時間のウォーキングや30分のジョギングに相当します。Bさんは毎日これらの運動をすることでやっとAさんのスタート地点に並ぶことができます。

筋肉量

 筋肉量が10kg減少すると運動能力は別人と言えるほど低下します。
AさんとBさんの戦闘力はナッパと天津飯ぐらい差が開きます。

【重要】外見

 同じ体重の人だと思えますか？

まとめ

 これでも体重の減少イコールダイエット成功と言えるでしょうか？

 言えませんよね？

 体重計に乗った時の数値が最終ゴールとしている方ならいいでしょう。しかし、あなたがもし外見を変えることを最終ゴールとしているなら、体重の減少はあくまで目安としなければなりません。外見の変化を最重要ポイントとしましょう。

 手段とゴールは違うものです。あなたが今の身体からだから「脱却してぇ…」と思ったなら矢口八虎よろしくどこに目を向けるべきかしっかり見極めましょう。 ブルーピリオド(アニメ5話・コミックス3巻)参照